tsugubooks

会社員が、週末本屋さん・tsugubooksをしてみたキロク。清澄白河と下北沢での本屋さん活動や、本の旅のことを。少しずつ整えていきます。

1年ぶりの営業!紀伊國屋書店 はません店 に行ってきた。

熊本地震から一年が経つ。
今月は、TVでもWebでも、「熊本」をたくさん見る。

 

昨年6月、熊本地震後初めて熊本を訪れ、伽鹿舎の加地さんに熊本の本屋さんを案内してもらった。

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天野屋書店舒文堂河島書店蔦屋書店熊本三年坂紀伊國屋書店熊本光の森店ひなた文庫(南阿蘇ではなく肥後大津の仮店舗)長崎書店

その後も8月、9月と熊本を訪ね、その度に本屋さんを案内してもらった。
ポアンカレ書店橙書店(旧・新)、長崎次郎書店ひなた文庫(南阿蘇の駅舎のほう)310Booksmychairbooks

 

それから、12月には、再開した金龍堂まるぶんへ。
小さな頃から知っている、まるぶん。
再開してカッパを見たときは、嬉しかったし、ほっとした。
いつでもそこに「在る」はずのお店が「在る」って、いいな。安心する。
そんなことを思っていた。

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(被害を受け、半年以上閉まっていたまるぶん。シャッターには、再開を待つ人々からのメッセージが貼られていた。帰省時に寄ったのか、読みながら涙ぐむ人も。2016/8撮影)

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(2016/11再開。まるぶんのシンボル・河童は、ドアの中へ。写真だと少なく見えますが、奥には人がたくさん。2016/12撮影)

 

また、地震後にOPENした「汽水社」へも行った。
少しずつ動き出す気配がした。

 

そんな中、ずっと閉まっている本屋さんがあった。
紀伊國屋書店熊本はません店

行ったことのない、馴染みのない、お店。
でも、「熊本の紀伊國屋さん」のことは気にかかっていた。
小さい頃、下通にあった紀伊國屋書店には、祖父母宅に行く度に長居させてもらったから。広い世界を見せてもらったから。ここで、おもしろい本にたくさん出会わせてもらったのだもの。

当初は、「2016年10月再開予定」という話があったため、よし、年内に見に行こうと考えていた。が、しばらくすると「2017年4月再開予定」というニュースが流れてくる。
一年。震災から、一年もお店が閉まる。初めて聞いたときはびっくりしすぎて、そんなことってあるんだなぁとぼけっっとなった。

「復興」というニュースが流れる一方、現実には再開を断念した本屋さんや長い間再開できない本屋さんがある。その2つが、あって当たり前の現実なんだけれども、自分の中でうまく共存させられない日々だった。

 

2017/4/22(土)
紀伊國屋書店はません店グランドオープン日。

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(写真は、できるだけ人が写らないように、撮っています。なので、人が少なく見えちゃってます。)

本棚をじっくり見る男性、絵本を読む親子、雑誌を手に取るおじいちゃん、ビジネス本を見る若い女の子。本棚を見る。本を片手に店内を歩く。笑顔でレジに並ぶ。
そんな姿を見て、あぁ求められているんだな、ここは、と思った。

什器がかわいくて、その写真も撮りたいと思いながら、つい人の観察をしてしまう。撮り忘れた。
レジ前は大行列。店員さん、お疲れ様でした…。

 

サインも、たくさん。
村山早紀先生のネコちゃんがかわいい。

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他に、恩田陸さんのサインもあった。
岸政彦さんのがあったことは、後から知った。見たかった!

今回購入したもの。

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1.天草エアラインの奇跡。(鳥海 高太朗/集英社)

2.るろうにほん 熊本へ(佐藤健/ワニブックス)

3.週刊ビッグコミックスピリッツ 2017/4/17発売 20号(小学館)

4.桜風堂ものがたり(村山早紀著/PHP研究所)

5.ネットの高校、はじめました。 新設校「N高」の教育革命(崎谷 実穂著/KADOKAWA)

6.ひさいめし〜熊本より〜(ウオズミ アミ著/マックガーデン)

7.世界のすべての朝は(パスカル・キニャール著 高橋啓訳・/伽鹿舎)

 

特に推したい本が、ある。
『ひさいめし〜熊本より〜』だ。

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2016年4月に起きた熊本地震後数日間の物語。
駐車場に座って食べるレトルト食品。公民館でもらったおみそ汁。洗い物がでないようホイルをしいて作る食事。
余震におびえながらも、生きる人々。ごはんを分け合う人々。

熊本地震のことが気になりながらも、よくわからない、どう触れていいのかわからない、そんな人にも読んで欲しい。そして熊本へ行ってみて欲しい。

 

<紹介記事>

<ウオズミ先生からの呼びかけ>

 

全力でオススメしたい、一冊。


余談ですが。
tsugubooksでも扱わせていただけることになりました。
本が届き次第、清澄白河のGinger.Tokyoと、下北沢アンソロップに並べます。

あと、美味しいものを食べながらの、『ひさいめし』読書会もやりたいと思います。それか『防災かあさん』とかも入れて、防災読書会かなぁ。
わたしのように清澄白河で一人暮らしな人、引っ越してきたばかりの人、が出会う場にしたいのです。これからもこのまちで、暮らすために。絶対起きないで欲しい、もしも、のときのために。
決まり次第、ご案内します。

 

最後に。

紀伊國屋書店はません店のみなさま、書店の再開を待たれていたみなさま、大きな一歩おめでとうございます。

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