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本をお届けする活動「間借り本屋」「私設図書室」のキロク。本屋旅のことも少し。

新刊がたくさん届いて嬉しい一週間。

今月末、マルシェに出店するため、久々にたくさん新刊を仕入れています。

 

まずは、『地域社会圏主義』(山本理顕/LIXIL出版)。

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『地域社会圏主義』は、
2012年1月10日初版
2013年8月30日増補改訂版第1刷
という、刊行からすでに時間が経っている本ですが、内容的には全く古くなく(どころか今取り組まれている諸々の素がここにはあって)、「地域」「コミュニティ」「暮らすこと」を考えたい人には大変オススメの一冊です。

 

「一住宅一家族」で住んでいる人たちも、その外側にどこかで擬似的な共同体を求めているはずです。小さな子どもがいる人たちは周りで助け合いながら住んでいたりするでしょう。そういう現状に対して、かつての農業共同体や古い集落で見られたような「共同体内共同体」とは違う、現代の私たちに固有の「地域社会圏」をつくることができないだろうかというのが、今、考えていることです。

山本理顕 - 「地域社会圏」という考え方:私の建築手法より

 

「一住宅=一家族」というモデルに替わる新しい生活の仕方の提案がなされている本書からも、少し抜粋。

「地域社会圏」は必ずしも家族を前提としない。

 

「地域社会圏」は周辺環境とともに計画される。

 

「地域社会圏」の専有面積は30-40%程度である。専有と共有との面積比を変える。そのことで、専有と共有という意識そのものが変わる。

 

建築を職業としていない人でも、読んでおもしろい部分があるはずです。
ツグは、「まちとコミュニティ」「私設図書館」について思いを巡らせていた2012年にこの本に出会い、建築(ハード)の可能性に胸が高鳴ると同時に、ソフト(人やコンテンツ)ができることももっとあるんじゃないかと、もがきはじめました。

まちと自分がどう関わっていきたいか、これからどう暮らしていきたいかを考えている人にぜひ読んでいただきたい一冊です。

 

 

同じLIXIL出版から、他に4つ。

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左:『富士屋ホテルの営繕さん〜建築の守り人』

東京では2019/2/23(土)まで開催されている、営繕さんの展示会ブックレット。(※大阪は終了。) 
富士屋ホテルの営繕さん-建築の守り人- | LIXILギャラリー | LIXIL文化活動 - LIVING CULTURE

右:『和製マジョリカタイル』
愛知で2019-4-9(火)まで開催される和製マジョリカタイルの展示会ブックレット。
INAX収蔵の和製マジョリカタイルや、タイルに彩られた国内外の建築事例を数多く収録。
企画展「和製マジョリカタイル―憧れの連鎖」 | INAXライブミュージアム | LIXIL文化活動 - LIVING CULTURE

 

あと、
『超絶記録!西山夘三の住まい採集帖』
『集落が育てる設計図』
も届いています。
好きすぎてすぐに間借り先へ持って行ってしまったので、写真がないのです。(苦笑

 

それから、岩手「まちの編集室」から、『てくり』。

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左:『てくり26号 文学の社にて』
右:『てくり25号 クラフターズ Morioka,Iwate,Japan』
など(他の号もあります)

良いローカルマガジンというものは、そのまちの人のためだけにするのが、惜しい。そう思うのです。
他の地域の人が読んでも、十分におもしろい。
知らない文化・知らない習慣が、そこにはある。
あるいは、遠くの会ったこともない人が、自分がちょうど考えていたことを考えているのだと知ることも、ある。
ぜひ、世界を、自分を、少し広げるきっかけにしていただければ。

 

てくりの別冊も。

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左:『岩手のホームスパン
右:『光原社 岩手の美意識

 

小屋ブンコ(清澄白河)・カフェトリエ(吉祥寺)に持っていきます。
ぜひ手にとってご覧ください。

 

*通販は、今のところはまだ正式ページがなくて、ご要望があればお送りしています(送料1000円以上で無料・クレカ決済のみ)。
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