2018年2月1日木曜日。
gift_lab GARAGEさんで、ひっそり「小屋ブンコ」OPENしました。
お店で、本をお楽しみいただけます。
もちろん小屋の中で読んでも◎
『小屋ブンコ』始まりました。
— 後藤寿和 (@gift_gt) 2018年2月1日
2月1日は日取りがとても良いと言うことで、以前からやろうと考えていた私設ライブラリーをひっそり始める日としました。小屋で読む本たち。
tsugubooksさん協力のもと、先ずは小屋ローグなどで話した辺りの本などを並べて。#小屋ブンコ #koyabunko #gift_lab #清澄白河 pic.twitter.com/7MkmBMys0c
そう、gift_lab GARAGEの中には、小屋があります。
(こちらの記事の写真がわかりやすい。 ★のくらし )
(何もないときの、小屋。)
小屋の中にギャラリーができたり、
期間限定POPUP SHOPが開かれたり、
金曜日はここに後藤さんが座って小屋バーを開いたり、
去年からは一緒に毎月第四土曜日に小屋ローグを開いたり。
小屋のまわりで、たくさんの人が出会い、混ざったり、すれ違ったり、してきました。
まずは、そんな出会いを、そこで交わされた言葉を、本にしてみました。
おなじみgift_lab GARAGEの小屋の中で、小屋ブンコが始まりました。gift_さんとtsuguの本とを、少しずつ持ち寄って。小屋ローグの中で出た話題から。小屋のまわりで起こること、すれ違うもの、あたまの中。混ざっていくはず。
— tsugubooks (@tsugubooks) 2018年2月1日
小屋読書を、お楽しみください。#小屋ブンコ #私設ライブラリー #清澄白河 https://t.co/NRBtTQQiJI
始まったばかりの、ライブラリーです。
今後少しずつ、育てていきたいと思っています。
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九州から東京に戻ってくるとき、「住み開きをして、マイクロライブラリーをやりたい!」と思っていたので、清澄白河というまちを選んだ。
ここなら、できる気がした。
しかし、なぜだかわたしはオートロック・完全防音のマンションを選んだので、“住み開き”はあきらめた。
マイクロライブラリーはあきらめられず、チャンスを待った。リブライズにも登録した。
あるお店が、本を置かせてくれた。手に取ってくれる人はいるけれど、じっくり見てくれる/読んでくれる人はいない。そこは読む場所ではないから、読むためには借りなければならない。貸し出しもしてますとその場でお知らせしてもらったけれど、「借りる」のハードルは思った以上に高かった。知らない人に借りてもらうのは。
「お金を払って買う」のほうが敷居が低いのかもしれない。
本を販売することにさほど興味はなかったというか、むしろそういうの苦手だったけれど、「本を届けたい」の想いのほうが勝ったので、販売することにした。届くのなら、届ける方法はなんでもいい。そして今がある。
「マイクロライブラリー」がしたい。まちの中で。誰でも入れる場所で。
そう思ってから、5年以上経ったことになる。いや6年か。
この6年ずっとそこに向けて準備してきたとかではなく、いろいろやってみながら、考えながら、様々な活動に浮気しながら、きた。何もしない日々もたくさんあった。
それが急にはじまるのだから、おもしろい。
後藤さんと前から話していたものの、「やりましょうか」となったのはつい最近だ。
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いつも、「これやらなきゃ!」「あれやらなきゃ!」と思い込んでは、なかなか準備が整わないからもーーーーと思ってやめちゃうわたし。
(そもそも本業がとてもカタいお仕事で、一回認可されたものを変更するのは大変…という業界にいるので、完璧な準備がないと外に出せないと思い込んでいるところがある。呪縛。)
今回は、「まずは、置いてあるよ、という状況づくりから。」という後藤さんの一言があったから、「あ、そうか、まずは並べてみたらいいんだ。そしたら始まるんだ。」と思えたのだと思う。
そうだった、これ誰に頼まれたことでもないし、マニュアルないと認可がおりないとかではないし、自由にやっていいんだった。
状況づくり。
いい言葉だなぁ。
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後藤さんの本と私の本とを並べて、話して、追加で並べて、はずして。
今後、OPENにしながら、考えながら、増やしたり減らしたり、していく。
池田さんが、本棚を見る。感想を言ってくれる。
その時間が、また良かった。
池田さんから、「こういう本に興味がない」「こういう本が好き」、そういう超個人的な感想を聞いて、池田さんと自分とを、知る。
池田さんの一端を少し覗けた気もするし、ますますわからなくなったとも思える。
わたしが興味ある本を池田さんは「興味がない」という。その本に興味がある人が周りに多かったので、何も感じたことはなかったけれど、全く興味ないという人の話を聞いて「あぁわたしはこのジャンルが好きなんだなぁ」と自覚した。
初めて「ああ私は本が好きなのか」と気づいた瞬間に似ている。
昔から本を読む人が周りに当たり前にいたし、文芸を読んできたわけではないので、「本が好き」と思ったことはなかった、それが「ふつう」だったから。
30になる前に友人に「本当に本が好きだよねー」と言われ、初めて「えっみんなは違うの?そんなに本を買わないの?これは好きってことなの?」「いわゆる文芸とみんなが読んでいるものは、あまり読んできていない。世界文学も読んでない。それでも本好きというの?」と意識しだした。(わたしはなんでも気づくのが遅い。)
そのときのかんじ。
人と比べることで、自分のことを知る。
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本を、読みに来てください。
本と、出会いに来てください。
本を見ながら友人と本の話をしにきてください。
そして、よければ、ちょっと感想もおしえてください。
小屋ブンコ、ひっそり、しっかり、OPENです。